[YT6] ボブ・ディラン インタビュー
ところが、最近敬愛するブライアン・フェリー様がディランのカバー・アルバム(amazon、iTS)を出されまして、御本家のディランについてももう少し知りたいと思うようになりました。
☆ボブ・ディラン(日本語Wiki、英語Wiki)
歴史をひもとけば、このブログで頻繁に登場するキング牧師の記念すべきワシントン大行進(1963年、拙ブログ記事)にも、ボブ・ディランはジョーン・バエズと共に参加しているのですね。感慨深いものがあります。
YouTubeにはディランのインタビューがたくさんあって、中でも1965年のTime誌の記者に毒舌を吐いている映像はかなり強烈です(滝汗)。バッサバサにぶった切られてしまった記者の方には気の毒ですが、若き日のディランのまっすぐな正義感には眩しいものを感じました。
最初は、上記の1965年インタビューのスクリプトを起こそうと思っていたのですが、結局、こちらの1984年のものにしました。フランス人インタビューアーの英語がちょっと聞き取りにくいのですが、65年とは別人のように枯れて、ちょっとくたびれ気味(?)のディランです。でも、非常にマイペースなところは一貫していると思いました。
フルスクリプトはこちら。
印象的だったのは、(3:33頃〜)
Did the fact that people call you a genius have any influence on your writing?
人々から天才と呼ばれたことは、あなたの書くものに影響を与えましたか?
という質問に対する答えです。
Well, it's hard to be called a genius, you know? And umm.. the problem is that you start to believe it, to see it in the newspaper, you know, you start, "Oh, genius..." you know. You must be ummm... "How do I act now?" But I never believed it.
天才と呼ばれるのはしんどいことだよ。問題は、自分でそれを信じ始めてしまうことだ。新聞にそう書かれているのを読んだりしてさ、「天才か…。じゃあ、俺はこれからどう行動しようか?」なんて考え始めるものさ。でも、俺は決してそれを信じなかった。
えらい!!(しみじみ)
このように世間の評判や褒め言葉に足元をすくわれない客観的な姿勢は、そう簡単に貫けるものではないと思います。まあ、凡人の私には「天才」と呼ばれる機会は後にも先にもないですけど、爪の垢を煎じて飲ませていただこうっと(笑)。
他にも、自分にとって曲(と歌詞)を書くのはどういうことか、影響を受けた詩人についてなど、興味深いインタビューです。
このインタビューのPart2はこちらです。
最後に、ワシントン大行進の年にリリースされた「風に吹かれて(Blowin' In The Wind)」を。まだ若いディランがとても初々しいですね。(歌詞全文)
同じ曲を1976年にジョーン・バエズとデュエットした映像も捨てがたいのでリンクを貼っておきます。一つのマイクを通じて重ねられた二人の歌声が大観衆に響く時……フォークというジャンルそのものには興味が薄い私ですが、ジャンルを超えた感動が伝わってきました。
…どうでもいいことですが、なぜこの方はこうも辛そうな姿勢でギターを持つのでしょう。
答えは風に吹かれている?(し、失礼しました〜 ^_^;;;)
☆ボブ・ディラン公式サイト

2007.03.20 17:13 | YouTubeでリスニング! | トラックバック(0) | コメント(0) |
何語か教えてくれるツール
Polygot 3000
入力された言葉が何語かを判定してくれるのですが、なんと430もの言語に対応しているそうで。
す、す、すげー!!(あら、はしたない 笑)。
ただし、WIN 95/98/NT/ME/2000/XP用。

画像がたまたまグルジア語なので、ちょっと脱線すると……
グルジア語、グルジア人は、英語でGeorgian。
グルジアはGeorgia。
ついつい頭の中に「ジョージアっ、ジョージア〜♪」と、レイ・チャールズのGeorgia On My Mindが流れてしまったり、ジョージア朝時代の英国を連想してしまったりして、英語だとどうもグルジアがイメージしにくい私です。
さらにさらに脱線ですが、The BeatlesのBack In The USSRの歌詞に出てくるGeorgia's always on my mindは、ジョージア州ではなくて、グルジアだったんですね。(歌詞全体はこちら)
そんなグルジア語にある日突然出会っても、このツールがあれば慌てない!?
(そうそう出会わないか……。でも、興味深い国です>グルジア。)
☆グルジア(英語Wikipedia)

2007.03.16 16:59 | 英語学習お役立ちサイト | トラックバック(0) | コメント(0) |
映画「チョムスキーとメディア」
その映画とは、1992年カナダで制作された「チョムスキーとメディア─マニュファクチャリング・コンセント─(Manufacturing Consent :Noam Chomsky and the Media)」(公式サイト)。製作・監督は、ピーター・ウィントニック&マーク・アクバー。
渋谷ユーロスペースで3/16(金)まで公開です。(全国順次公開予定)
10:40 / 14:05 / 17:30
あと1週間切ってますね(汗)。
気付くのが遅すぎました〜(^^;;;)。
記事にしておきながら、たぶん私は行けませんorz。

2007.03.11 16:57 | 英語あれこれ(雑記帳) | トラックバック(0) | コメント(1) |
脳内で考えただけでブログ記事がアップできたら?
すごく書きたいことがいろいろあって、頭の中では文章がほとんど出来上がっているのに、なかなかPCに向かう時間が取れない……なんていう時にその思いが強くなります。長文書きなので、携帯のモブログだと追いつかないし。だから、例えば子どもの寝かしつけをしながら、自転車を走らせながら(危険?)、やらなければならない単純作業をこなしながらでも、頭の中で文章をまとめれば、それがそのままPCデータになってくれたら良いのになぁと夢想してしまうのです。
右サイドバーにCNN最新記事のリンクコーナーを付けたのですが(バグなのか、サブリミナル効果?が狙われているのか、時々変なサイトのリンクに化けている時がありますが、リロードするとCNNに戻ります)そこから飛んでみた3/6付記事"Neuroscience probes new frontiers"(神経科学が探る新たな先端領域)を読むと、そんな事も近い将来可能なのかも……と思わされました。
これはロンドンの科学博物館(Science Museum)で開催中の "NEURObotics... The Future of Thinking?"展で公開されている最先端技術の紹介です。
One example that has already demonstrated its therapeutic potential is the "BrainGate" chip implant developed by American scientist John Donoghue, which enabled a fully paralyzed man to control the movement of a computer cursor and a mechanical hand, as reported on Future Summit last year.
その治療効果の可能性をすでに立証してみせたひとつの例は、アメリカの科学者John Donoghueが開発した埋め込み式の「ブレイン・ゲート」チップである。昨年のフューチャーサミットで報告されたように、このチップは全身麻痺患者がコンピュータのカーソルとメカニカル・ハンドを操作することを可能にした。
Other scientists have developed alternative ways of translating brain activity directly into intelligible information, such as Berlin-based neuroscientist Klaus-Robert Muller whose "brain cap" interface allows users to type words onto a computer screen via a "mental typewriter" after just 20 minutes of practice.
他の科学者達も、脳の活動を直接解読可能な情報として翻訳する方法を開発している。例えば、ベルリンに拠点をおく神経科学者Klaus-Robert Mullerの「ブレイン・キャップ」というインタフェースを用いれば、20分間練習しただけで「メンタル・タイプライター」を通じてコンピュータ画面に文字をタイプすることができる。
これこれ!私が欲しいのは、この「ブレイン・キャップ」!!(笑)
BBCニュースより写真を拝借しました。子どもの寝かしつけをしながら装着したら、こんがらかりそうですね(笑)。(BBCニュースの方も、同じニューロボティクス展についての記事ですので、よろしかったらご一読を。)

このような先端技術を利用して、永久的植物状態(permanent vegetative state*)にある患者さんの意思が確認できたり、「うそ発見器」テストの洗練された形(a sophisticated form of lie detector test)として裁判の証拠として認められたケースもすでに何例かあるそうです。(*本当に永久的か分からないのでpermanent vegetative stateではなくpersistent vegetative state=持続的植物状態と表現すべきという議論もあるそうですが、このCNN記事ではpermanentが用いられていました。)
倫理的ガイドラインもしっかりしないと、記事でも触れられているように個人の「メンタル・プライバシー」が侵害されてしまう危険性もはらんでいますけれどもね。政界や大企業の要人を誘拐して先端技術で脳の中身を読んでしまい、重要機密を知る……なんて物騒なことも現実に起こりうるかも。
このニューロボティクス展は2007年4月まで開催されており、無料だそうです。すごいなぁ。行けるものなら行きたいです(涙)。

2007.03.10 06:00 | 英語あれこれ(雑記帳) | トラックバック(0) | コメント(2) |
多言語翻訳 Alta Vista - Babel Fish Translation
Alta Vista - Babel Fish Translation

対応しているのは、
英語←→[オランダ語、フランス語、ドイツ語、ギリシア語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、中国語、日本語、韓国語]
フランス語←→[英語、オランダ語、ドイツ語、ギリシア語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語]
つまり、英語とフランス語が軸で、中・日・韓は英語のみ対応。
そういうわけでギリシア語←→日本語などはできませんが、英語に翻訳してもらえれば大意はつかめるので助かります。もっとも、訳したい文が何語で書かれているのかは自分で判断しなくちゃいけません。
(何語で書かれているのか判定するのに、このツールが便利かも)
単語だけでなく、まとまった文章やサイトのページ全文を訳してくれるのもありがたい。ただし、あくまでも機械翻訳ですから、訳文を完全に鵜呑みにするのは危険ですね。参考ということで。

2007.03.09 00:00 | 英語学習お役立ちサイト | トラックバック(1) | コメント(0) |
英語学習サイトLiving English (Australia Network)
Living English-Australia Network

さすがテレビ局がバックにあるだけあって、ドラマ仕立ての英語学習ムービーが無料で見放題!しかも右隣にスクリプトも表示され、下にはそのエピソードで用いられている英語表現のポイントなどが整理されているという親切さ。英語の発音もオージー訛りではありません。
自分でペースを作って継続的に見ていくことができる人ならば、お金を使わずに、ネットだけで相当な英語教育を受けられる時代ですね。
ただし、英語教室はペースメーカーになるし、自分の間違いやクセを客観的に指摘してもらえるメリットがあるので、教室に通いつつ、さらに自宅でこのようなサイトで自習すれば、より効果的だと思います。

2007.03.07 00:00 | 英語学習お役立ちサイト | トラックバック(0) | コメント(0) |
[YT5] チョムスキー Vs. フーコー
アメリカの言語学者、ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)は比較的最近にも911に関して語った本("9-11", 邦訳:「9・11―アメリカに報復する資格はない!」 )を出すなどしていますが、故ミシェル・フーコー(Michel Foucault)が話しているお姿を映像で見られるなんて!!
オランダで制作された番組を英語圏で放送した映像のようで、チョムスキーが語る英語にはオランダ語字幕が付いており、フーコーのフランス語にはオランダ語字幕にかぶせて英語字幕が出ています。
チョムスキーの生成文法にも政治的発言についても明るくないのですが、この対談を見た素朴な感想は、「チョムスキーの言っていることはあんまり面白くないな(苦笑)」ということ。1971年という時代もあるとはいえ、権力による抑圧と、それと闘うべき人間の自由という構図や、理想とする社会像があまりにも図式的ではないかと思いました。
一方、フーコーの発言は研ぎ澄まされたナイフのようにスパッ、スパッと論理を切り開いていき、ゾクゾクするものがあります。最後(Part 2)には、笑いも取っているし(笑)!
Justice Vs. Power, Part 1 (6:50)
上で述べたようにチョムスキーの発言はあまり面白くないので、最初の部分だけ(Part 1の前半部分に相当)をこちらに書き取ってみました(別ウィンドウが開きます)。残りはむしろ、英語字幕を頼りにフーコー発言を中心に聞いていただければ、フランス語のリスニング練習に♪(ここは英語ブログだって!!>自分)
一部を抜粋すると、チョムスキーが
a fundamental element of human nature is the need for creative work, for creative inquiry, for uh...for free creation without the arbitrary limiting effects of course of institutions.
人間性の本質的要素とは、組織に専制的に制限されることのない、創造的な仕事、創造的な研究、自由な創造への欲求です。
と断定し、無政府主義のアナルコサンジカリズムが、「発達した技術的社会には適切な社会組織の形態であると思われます」(it seems to me that it is the appropriate form of social organization for an advanced technological society)と大胆に(かつ具体的説得力無しに)言い放つのに対し、
フーコーは、
My approach is far less advanced than Mr. Chomsky's.
私のアプローチはチョムスキー氏に比べて遥かに後進的です。
I admit to not being able to define, nor for even stronger reasons to propose, an ideal social model for the functioning of our scientific of technological society.
私には、我々の科学的・技術的な社会を機能させる理想的社会モデルを定義することができないこと、さらに確固たる理由により提案することもできないことを認めざるを得ないからです。
と謙遜しつつ、権力とは通常想定される政府や警察、軍隊のみによるものではなく、例えば学問を分配するはずの大学も権力を行使していると指摘します。
そして、
It seems to me that the real political task in a society such as ours is to criticize the workings of institutions, that appear to be both neutral and independent; to criticize and attack them in such a manner that political violence has always exercised itself obscurely through them will be unmasked, so that one can fight against them.
我々のような社会に課せられた真の政治的課題とは、中立的で独立しているかのように見える組織の働きを批評すること、それらを通して政治的暴力が常に隠然と行使されてきたことを暴き、それらに対して立ち向かうことができるように批評することであると、私には思えるのです。
と述べます。
(フーコー発言の英文は英語字幕をそのまま転記しています)
Part 2↓では、フーコーが「人間性の本質とは『これだ』と断定できるものではない」という見解を述べます。それに対し、チョムスキーは「確かに人間性の本質について完全に分かるわけではないし、不確定な部分もある」と認めつつも、結局「人間性に究極的に備わる、なんらかの絶対的基礎があり、それに根ざした真の正義(justice)が……」というトートロジーにどっぷり漬かった反論を。「究極的に備わる」って何を根拠に?「真」の正義?と、私などはイライラしてしまいました。
フーコーが「何分でこれに答えなきゃいけない?」と訊ねた所、「あと2分」。ブブッと吹き出し、「それは不当だ!(But I would say that that is injust!)」と一同を笑わせたウィットに乾杯!
最後にフーコーが述べた「人間性の本質も、正義も、人間性の本質の実現も、全ては我々の文明の内部で形成されたものであり、我々の知識、哲学、階級システムの結果として生じたものにすぎない」という意見には『言葉と物』などに著されたフーコーの人間観、社会観が簡潔に表現されていると思います。
Justice Vs. Power, Part 2 (6:02)
この議論、私はどうしてもフーコーに共感してしまうのですね。もちろん創造性も大切だし、それを抑圧されるのは困りますが、それが「人間性の本質である」と言い切られることには強い違和感があります。
Part1と2合わせて13分弱という短さではありますが、両者のアプローチの違いがコンパクトに浮き彫りにされた映像でしたね。これがYoutubeで見られるというのも、キング牧師の演説に引き続き、とてもありがたいネット上の財産だと思います。
この対談内容はこちら↓の書籍に収録されているそうです。
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もしフーコーが存命だったら、ネットが普及した現代社会をどのように批評したか……。とてもとても、興味があります。
☆ノーム・チョムスキー(日本語Wiki、英語Wiki)
☆ミシェル・フーコー(日本語Wiki、英語Wiki)

2007.03.05 00:15 | YouTubeでリスニング! | トラックバック(0) | コメント(0) |




